現在の就業状況から言って「終身雇用制」というのは。
ある特定の企業などでは現在も行われ、実際に実践している方も多くいらっしゃる、
多くの人、特に若者間では「そんなものは死語だ」と言われる方もいるのではないでしょうか。
終身雇用制の盛んだった時代には、一度就職した会社に定年まで勤めるということが「一般的」だったというより、
多くの人はそれを当然の事と考えていたのです。
それを結婚に例えるとしたならば「一度結婚した相手と一生添い遂げる」というのが一般的で、
離婚や再婚をする人は稀だったという時代でした。
しかし現在は違います。
人材の流動化が進み、特に若者にとしつしているが30代40代なかには
50代になっても転職を望む人のは増加は年々増加傾向の道をとっています。
それは採用をする企業にとって『バツイチ』の人もOKという時代になったことが要因のひとつといえるでしょう。
この傾向は高度経済成長の時代には見られなかったことです。
だからと言って、いたずらに転職という、
あなたがそれまで積み重ねてきたキャリアをリセットすることを繰り返す事は禁物です。
2回、3回と「自己都合」という理由で転職を続ける人は(倒産などにより「解雇」された場合は多くの会社では
「転職」としてカウントをしていません)、採用担当者にとって、「ウチの会社もまたすぐに辞めるのではないか」
といったような、ネガティブなイメージを持たれがちになってしまうのです。
それは採用をする企業側として当然の考えなのです。
企業は長く勤め、キャリアを重ね、企業の力となる人を求めているのですら、
そうそう簡単に退職されてしまうような人を採用対象としては見ないのです。
そして、転職を繰り返す人も、一つの会社で腰を据えて勤めキャリアを積むことができないので、
同世代の人と年収、地位、仕事内容に差も広がっていくのも当然な事と考えてください。
とは言っても今、勤めている会社で仕事をしていると不満もでてきますし、やりがいを感じなくなることもあります。
その為「もう1度やり直したい」というリセット願望が湧いてくることもあります。
そんな場合にはどうすれば良いのかを魅力度=モテ要素の観点から一度考えてみましょう。
例えば、理想の恋人を求めて合コンを繰り返す女性がいるとします。
「今回が男性ダメなら次の男性、それでもダメならさらに次の男性」と、
自分にぴったり合う男性「白馬の王子様」を追い求めて何度も合コンに参加をする。
このような状態がこれまさに転職というリセットを繰り返すジョブ・ホッパーという行動と共通しているのです。
ある精神科医によると「がんばっているのにモテない女性は、
自分に対する興味が強すぎるという女性の場合が多い。
『私をを理解して』という気持ちが強すぎるのです」と分析をされてます。
これは転職活動でも同じ事が言えます。
転職というリセットを何度も繰り返す人は、同僚や上司とつながりを作りにくい、
職場になじめない、といった、人間関係について悩んでいるケースが多いのです。
こうゆう人に対して「思い当たる人は、『本当の自分を分かってほしい』という気持ちを前面にださずに、
ちょっと脇においてみては」と同精神科医はアドバイスしています。
周囲と打ち解けるという事は、相手に媚びたり奇をてらった行動をする必要はないのです。
その場その場の状況に応じて、あなたに求められる役割をこなし、
相手の身になって行動するというごくごく「当たり前」のことから始めてみて下さい。