転職にはタイミングがとても大切です。
このタイミングには2つあって、ひとつは「よい転職先が見つかった」というタイミング、そしてもうひとつが「現職を辞めるタイミング」。
この2つが合わないと、よい転職をすることは難しいと思われます。
よい転職先が見つかっても、現職で関わっているプロジェクトが佳境に入っているときには辞めることは難しいですよね。
「どうせ辞める会社なんだから、関係ない」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、今までお世話になった会社なのですから、よほどブラックなことがあったというわけでなければ、できるだけ円満に退職するべきです。
しかし、退職するのにいいタイミングでよい転職先が見つかるという保証はないので、転職を考え始めたらすぐに、求人情報をチェックして、よい転職先を探し始めましょう。
「まだすぐに辞めたいと思っているわけではないから……」と思われるかもしれませんが、転職を考え始めてすぐに職探しを開始しても、実際に転職できたのは半年から一年後、ということも少なくありません。
準備は一日も早く始められることをおすすめします。
転職先を探すには、自分で求人サイトや求人誌をチェックする方法と、転職エージェントにお願いして転職先を探してもらうという方法があります。
これは、「どちらがいい」ということはないので、両方行うようにしてください。
転職エージェントでもたくさんの転職先を紹介してくれますが、自分に合っているものが見つかるとは限りませんし、転職サイトでもよい情報を見つけられるとは限りません。
転職エージェントに依頼するときは、できるだけ親身に動いてくれるところを探してお願いするのが最大のポイントとなります。
転職エージェントのシステムとしては、企業から求人の依頼が転職エージェントに入り、コンサルタントが登録している人の中からマッチしている人材を探します。
そして双方の面談が行われ、無事内定が決定して就業が開始されたときに、転職エージェントにマージンが入るという仕組みになっています。
このため、転職エージェントは少しでも多くの内定を決めたいと思っていますので、その人に合っているとは限らなくても、とにかく決まればいいやという気持ちで転職の斡旋をする企業もあるようです。
そうなると、結局少し働いてまた辞めてしまう、ということになりかねませんので、きちんとあなたの意向を聞いてくれ、十分にマッチした転職先を紹介してくれる優良な転職エージェントを見つけてください。